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2021.08.17

このイラスト何だかわかりますか?

「太極図」と呼ばれます。
中医学の考え方の基本に「陰陽学説」というものがあり、「陰」と「陽」のバランスをあらわしたものです。

宇宙に存在するすべてのものは、陰と陽との2つの要素から成り立っているとされ、さらに陰と陽は互いに対立し、かつ影響しあうものとしています。
すべての事象も陰と陽に分けられ、
陰は「衰退」「静止」「寒性」などの性質を持ち、
陽は「亢進」「活動」「熱性」などの性質を持ちます。


人間も陰陽の理論に基づいて
性別・年齢・臓腑・組織・機能などすべて陰陽に分けることができます。

 

~さて、ここでクイズです~
お腹と背中を「陰」「陽」に分けるとすると、どちらが「陽」に該当するでしょうか?

正解は・・・

【 背中 】です。
理由は写真をみてもらうと一目瞭然。
太陽の光を浴びているのは背中、お腹は影になっていますよね。
「陽」の」性質は「熱性」であり、背中は太陽熱がたくさんあたり熱くなることから背中が「陽」であると言えます。

日光を浴びすぎては熱中症の危険性がありますが、適度な日光浴は大切とされているように、陰陽のバランスが良いと健康状態は良好であるとされています。
当時は熱中症という名称はなかったでしょうけど、何年もかけて学説を作ってきた先人の知恵を借り、自身の健康管理に役立てていきたいですね。

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