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2024.03.28

味覚分布

こんにちは。
西八王子にある歯医者LCKfデンタルクリニックです。
管理栄養士のEです。

皆さんは普段食べ物を食べ、美味しい、苦手をなにで判断していますか?
見た目、食感もですが、味で判断する方が多いのではないでしょうか。
では、味は口のどこで感じているのでしょうか。詳しく紹介したいと思います。
まず味(=味覚)の種類です。 甘味・塩味・酸味・苦味・旨味と5種類あり、これらの様々な組み合わせで味を感じとっています。
ちなみに、辛味は味ではなく、痛覚に分類されます。

次にどこで、味を感じているかです。
大部分は舌です。
舌の表面に約1万弱ある「味蕾」という細胞で味を識別しています。
また、味蕾の数は少ないですが軟口蓋という上顎の奥の方や喉付近にもあります。
舌全体で5種類とも味を感じられますが、場所によっては強く感じたりと差が生じるといわれています。

甘味:先端部分
塩味:先端近くの両サイド
酸味:塩味の後ろ部分の両サイド
苦味:奥の部分
旨味:苦味の手前部分

味覚の機能は低下することもあり、味覚障害といわれるものに分類されます。
味覚障害は歯周病から発症することもあります。
歯みがきをしない、喫煙、脱水等による口腔内の衛生状態が悪くなるのが根本的な原因と考えられます。
また、舌用ブラシを強い力で使用することでキズがつき、舌炎により発症することもあります。
それ以外の原因として、亜鉛の不足も挙げられます。
体内の亜鉛が不足すると、味蕾の新しい細胞が生成されず味覚の反応に遅延が生じるためです。
亜鉛は、牡蠣・サバ・アジなどの魚介類や牛肉やレバーの肉類、枝豆・納豆・プロセスチーズといった食品に多く含まれます。
動物性たんぱく質やビタミンCは亜鉛の吸収を促進する働きがあるので、ぜひ組み合わせて食べてください。

定期的に歯科医院で健診をうけ、清潔な口腔内を保ちましょう。また、管理栄養士も毎日在籍しておりますのでお気軽にお声掛けください。

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