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2022.03.24

薬膳豆知識「帰経」

こんにちは。西八王子の歯医者、LCK fデンタルクリニックです。

管理栄養士のHです。
今回は食物のもつ「帰経(きけい)」について、お話をしたいと思います。
帰経とは、食材や中薬がからだの、どの臓器に影響、作用するかを示したもの。つまり、道しるべです。
色や性味によってはたらきかける臓腑も違ってきます。

【肝経】
肝臓・目・筋・子宮・爪・自律神経などに主にはたらきかけます。
肝経には酸味、青色(緑)の食材が働きかけます。

【心経】
心臓・血液循環・脳の意識活動・舌・顔面などに主にはたらきかけます。
心経には苦味、赤色の食材が働きかけます。

【脾経】
胃腸・水分代謝・筋肉・味覚・免疫・止血などに主にはたらきかけます。
脾経には甘味、黄色の食材が働きかけます。

【肺経】
肺臓・皮膚・鼻・免疫機能・大腸などに主にはたらきかけます。
肺経には辛味、白色の食材が働きかけます。

【腎経】
泌尿器・内分泌・脳・骨髄・耳・髪などに主にはたらきかけます。
腎経には鹹味、黒色の食材が働きかけます。

春は「肝」が活発にはたらく季節、バランスを整えるため活発にうごいた分を補ってあげる必要があります。
緑色の食材や酸味のある食材をとるのも体調を整える方法のひとつと言えるでしょう。
食材の一部を例としてあげると、アサリ、シジミ、にら、ほうれん草、小松菜、セロリ、セリ、春菊、いちご、梅など・・・。
どれも春が旬の食材です。現代は旬ではない野菜や果物も一年を通して手に入り便利ではありますが、やはり、その季節に本来収穫できる食材には栄養がたっぷり詰まっているので、できるだけ旬のものを積極的にとりたいですね。

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