こんにちは。管理栄養士のHです。
今回は、「天人合一(てんじんごういつ)」という中国古来の哲学思想をご紹介します。
中医学では、人と自然界との間の密接な関係を重視しています。
現代のようにインターネットも電気もない時代では、日の出とともに農作業を中心に生活を営んでいました。
自然界の中で生活しているので、絶えず自然環境の影響を受け、災害や季節の移り変わりには、農作物の収穫に大きな影響を受けます。
当時を生きる人々にとっては、自然界の変化・影響はとても大切な出来事、死活問題ですね。
大自然を宇宙とすれば、人体は小宇宙であり、自然界で起こる様々な現象は、人体にも同じく現れるとする考え方です。
つまり何が言いたいのかというと
「大自然と人間の体には深い関わりがある」ということです。
次回は、季節や気候が人体に及ぼす影響について、お話をしたいと思います。