こんにちは。西八王子の歯医者、LCK fデンタルクリニックです。
管理栄養士のHです。
天人合一(てんじんごういつ)シリーズ第4弾です。
今回は、中医学で考える人体の機能について、お話をしたいと思います。
まず、人体は五臓(肝・心・脾・肺・腎)
※現代科学でいう肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓とは、少し違います。
六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)
五官(目・舌・口・鼻・耳)
九竅(両目・両耳・鼻・口・尿道・肛門)
四肢、百骸(全身の骨・関節)
皮・筋・肉・脈などで構成されており
それぞれの組織が連結し合い、からだを形成しています。
三焦(さんしょう)というものは、聞きなれないと思いますが
上焦・中焦・下焦の三つに分けられます。
(一説によるとリンパであるとか、上半身を上から順に三つにわけたものであるとか
諸説あり、詳細はよくわかっていないのが実情のようです。)
そして、気・血・津液・精のはたらきによって、からだ全体の機能活動が完成され、
からだの機能が全体的にバランスよく働いていれば、健康であると考えます。
参考までに、中国「明」時代にまとめられた解剖図「内景図」をご紹介します。
医家である張介賓(ちょう かいひん)という人物が30年近くにわたってまとめたもののひとつだそうです。
次回は、五臓についてご紹介します。