今日は、【本みりんの日】です。
「い(1)い(1)み(3)りん(0=輪)」の語呂合わせと、鍋物などで本みりんを使う季節であることから制定されたようです。
みりんの効果は、照りや煮崩れ防止がありますが、無ければ入れなくても良い?と思ったことありませんか?
今日は、本みりんを入れて、煮物を作りたくなるようなお話。
照り・艶出し:みりんの複雑な甘み成分が、加熱することで膜を作り砂糖の倍近い照り・艶を出す。
こく・旨みを引き出す:浸透性に優れたアルコール分子が材料の中に浸透する時に、他の味の分子も一緒に引き込む。アルコールは熱で蒸発し、素材の旨みだけが残る。
臭みを消す:アルコールが蒸発する時、材料の奥にあった生臭みの成分まで一緒に抱えて蒸発する。
煮崩れ防止:材料にアルコールが浸透し、身を引き締める。
上品な甘み:砂糖の甘味成分がショ糖1種類であるのに対して、みりんにはブドウ糖など何種類もの糖が含まれているため。本みりんを沸騰させて、アルコールを飛ばすとGI値の低いシロップにもなる。
これらは、本みりんの効果のようで、みりん風調味料などでは効果が弱いことがある。
ただし、20歳以下の方は本みりんは買えないことがありますので気を付けてくださいね。