プレオルソとは?
プレオルソは、歯並びや咬み合わせの改善やお口周りの筋肉トレーニング、舌の位置の正常化などを目的としたマウスピース型矯正装置です。乳歯列期と混合歯列期の4~10歳頃に使用します。お口周りの筋肉や舌の位置は歯並び・咬み合わせに深く関係しており、プレオルソで整えることで健全な口元を実現できます。さらに、口呼吸や歯ぎしりなどの改善にも効果的です。
メリットがたくさんあります!
- 歯並びや噛み合わせの改善、悪化の防止に役立つ
- 痛みがほとんどない
- 舌を正しい位置に置く習慣がつく
- お口の周りの筋肉のバランスが整う
- 顎の前後左右のずれを改善できる
- 就寝中と家にいるときに装着するだけで良い
歯並びを整えられる理由
プレオルソで歯並びを整えられるのは、頬や唇、舌を正しく使えるように補助してくれるためです。頬や唇、舌などはお互いに押し合っており、このバランスが取れていないと歯並びが乱れます。プレオルソを使用すると、それぞれの力のバランスが改善され、顎が良い方向に発達することで健全な歯並び・噛み合わせを実現できます。
プレオルソの使用方法
日中の1時間以上と就寝時に装着します。寝ているときに口が開いてしまう場合は、お口が開かないようにテープで唇を留めて頂く場合もあります。
MFT(口腔筋機能療法)できます!
MFT(口腔筋機能療法)は、舌や口元、発音、嚥下などのトレーニングを行い、お口の機能を整える方法です。プレオルソだけでもお口の機能が整う場合もありますが、十分な効果を得られなかった場合は、MFTを行います。
これらの治療で顎の形や筋肉のバランスを整えることで、永久歯が生えそろってから行う第2期治療がスムーズに進みます。
プレオルソの注意点
- 使用時間を守る
- 使用する前に必ず歯磨きをする
- 使い始めは痛みが出ることがあるため必要に応じて使用時間を少しだけ減らす
- 歯や歯茎に当たって痛む場合は歯科医院に相談する
- 口が開きやすくなるため唇に力を入れて鼻呼吸をする
- 口に入れたまま力を入れて噛むことがないようにする
- プレオルソを1日1回は中性洗剤を使って歯ブラシで丁寧に磨く
- 歯磨き粉や熱湯を使うと変形や傷の原因になるため避ける
- 定期健診の際はプレオルソを持参する
よくある質問
何歳ごろから始めるとよいのでしょうか?
5~6歳頃に始めるのが良いとされていますが、お子さまの歯の成長状態によって異なります。まずはお気軽にご相談ください。
痛みはありますか?
プレオルソは痛みを感じにくい傾向があります。痛みが強い場合は使用を中断して歯科医師に相談してください。
寝るときに口に入れても大丈夫なのでしょうか?
初めは呼吸しづらく感じる場合がありますが、これは口呼吸になれてしまっているためです。プレオルソによって鼻呼吸へ切り替わると、少しずつ楽に呼吸できるようになります。ただし、鼻づまりなどで鼻呼吸ができない場合は、その旨を歯科医師に伝えてください。
どこの歯医者さんで受けられますか?
プレオルソはセミナーで勉強した歯科医師だけが使用しています。当院ではプレオルソを用いた治療ができますのでまずはお気軽にご相談ください。